ドローン機体登録とリモートIDのやり方|重量別ガイド【2026年版】
ドローンの機体登録・リモートIDの申請手順を、100g未満・100〜200g未満・200g以上の重量区分別に解説します。DID地区や飛行許可の要否、DIPSでの申請方法もまとめました。判定は目安のため、最終確認は国土交通省の公式情報で行ってください。
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「ドローンを買ったけど、機体登録って自分の機体も必要なの?」「リモートIDって何をすればいいの?」——ドローンを始めるとき、多くの人がまずここでつまずきます。
航空法上の規制は機体の重量区分によって大きく変わります。この記事では、100g未満・100g以上200g未満・200g以上の3区分ごとに、機体登録・リモートIDの要否、DID地区・飛行許可の基本を横断的に整理します。
機体重量区分ごとの規制早見表
まず全体像です。ドローン(無人航空機)にかかる規制は、機体の重量によって適用範囲が変わります(出典: 国土交通省「無人航空機の登録制度について」, 参照日: 2026-09-01)。
| 重量区分 | 代表的な機体 | 機体登録 | リモートID | 飛行許可の対象になりやすさ |
|---|---|---|---|---|
| 100g未満 | トイドローン、超小型空撮機の一部 | 不要 | 不要 | 航空法上の「無人航空機」に該当しないが、条例・小型無人機等飛行禁止法の対象施設周辺では別途規制あり |
| 100g以上200g未満 | DJI Mini シリーズ等の入門空撮機 | 必須 | 必須 | 特定飛行(DID地区上空・夜間・目視外等)を行う場合は許可・承認が必要 |
| 200g以上 | DJI Air / Mavic シリーズ、FPV完成機の多く | 必須 | 必須 | 同上。機体重量に応じて操縦者技能証明が要件となる場合もある |
100g未満の機体でも、住宅密集地や私有地では別途プライバシー・迷惑防止条例が問題になることがあります。重量区分だけで安全性を判断せず、飛行場所ごとの規制も必ず確認してください。
重量区分別の代表機体で確認する
実際にどんな機体がどの区分に入るのか、代表例で確認しておくとイメージがつかみやすくなります。同じシリーズでもバッテリーや付属パーツの組み合わせによって本体重量が変わることがあるため、最終的な該当区分はメーカー公表の本体重量で必ず確認してください。

Holy Stone ドローン 子供向け 100g未満 1080Pカメラ付き 小型 トイドローン バッテリー3個 収納ケース付き HS420 ホワイト
本体重量31gの超軽量トイドローン。100g未満のため機体登録・リモートIDともに不要な区分に該当する。
- 本体重量がわずか31gという軽さなので、室内でも安心して飛ばして遊べる
- 全保護プロペラガードにより、手やプロペラへの接触を防いで安全に楽しめる
- 1080PカメラとFPV操縦により、アプリからリアルタイムに映像を確認できる
- バッテリー3個と専用ケースが付属しているので、届いてすぐに遊び始められる
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¥8,590
本体重量31gのHolyStone HS420は、100g未満のため機体登録・リモートIDが不要な区分です。価格は¥8,590前後で、レビュー数は2613件件と、入門機として選ばれています。

DJI Neo Motion Fly More コンボ ドローン カメラ付き 4K UHDカメラ搭載 成人用 ミニドローン
本体重量135gのFPVドローン。100g以上のため機体登録・リモートIDともに必須の区分に該当する。
- わずか135gという軽量ボディなので、携帯性に優れたFPV機として持ち運べる
- Goggles N3・RC Motion 3・予備バッテリー3本が同梱され、すぐに遊び始められる
- 手のひらからの離着陸とジェスチャー操作により、誰でも簡単に操縦できる
- レベル4耐風性能と高精度な手ぶれ補正を備えており、安定した4K空撮が可能
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¥55,439
一方、本体重量135gのDJI Neo Motion Fly Moreコンボは100g以上200g未満の区分に入るため、機体登録・リモートIDともに必須です。価格は¥55,439で、レビュー数は831件件です。

DJI Mini 4K 4K UHDカメラ搭載ドローン 249g未満
登録・リモートID搭載が必要な区分の入門空撮ドローン。飛行させる場所によっては別途、許可・承認の要否をDIPSで確認する必要がある。
- 4K UHD撮影に対応した3軸ジンバルを搭載し、ブレの少ない映像を撮影できる
- 本体重量249g未満で、航空局への飛行許可申請が原則不要な機体になっている
- 最大伝送距離10kmに対応しているので、広範囲を安定して撮影できる
- 初心者向けのクイックショット機能により、映画のような映像を簡単に撮れる
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¥42,680
DJI Mini 4Kのような入門空撮ドローンも、機体登録・リモートIDの対象です。飛行させる場所や方法によっては、後述する許可・承認の要否をDIPSで別途確認する必要があります。価格は¥42,680、レビュー数は3899件件です。
機種の詳細な選び方はドローン選び方ガイドで比較解説しています。
機体登録のやり方
100g以上の無人航空機を飛行させる場合、事前に機体登録が義務付けられています(出典: 国土交通省「無人航空機の登録制度について」, 参照日: 2026-09-01)。未登録機体の飛行には罰則の対象となる可能性があります。
申請の流れ
- DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)でアカウントを作成する — 国土交通省が運営するオンラインサービスです
- 申請者情報を入力する — 個人の場合はマイナンバーカード等による本人確認が必要です
- 機体情報を登録する — メーカー名・型式・製造番号・重量などを入力します
- 手数料を支払う — オンライン申請+マイナンバーカード利用が最も安価な区分です。書面申請や身分証明書のみの場合は手数料が高くなります
- 登録記号(レジストレーションナンバー)が発行される — 機体に表示する義務があります
登録は3年ごとの更新制です。更新を忘れると無登録飛行と同じ扱いになるため、更新時期の管理が必要です。機体登録の手数料や必要書類は制度改正で変わることがあるため、申請前に必ずDIPSの最新案内を確認してください。
リモートIDのやり方
リモートIDは、機体の識別情報(登録記号・位置・高度など)を無線で発信する機能です。2022年6月20日以降に機体登録をする無人航空機には、原則としてリモートIDの搭載・発信が義務付けられています(出典: 国土交通省「リモートID機能の搭載義務化について」, 参照日: 2026-09-01)。
対応方法は2通り
- 内蔵型: 機体自体にリモートID機能が標準搭載されているもの。近年発売される主要メーカーの機体は内蔵型が主流です
- 外付け型: リモートID発信機を機体に装着するタイプ。既存の機体をそのまま使いたい場合に選択します
外付け型を使う場合は、発信機自体もDIPS上で機体情報と紐づける登録作業が必要です。機体登録時に「リモートID機能の有無」を申請画面で選択する項目があるため、購入前にどちらのタイプかを確認しておくとスムーズです。
中古機体を購入する場合や、リモートID搭載義務化(2022年6月20日)より前に登録した機体を継続して使う場合は、リモートID機能の有無や外付け発信機の要否が個別に異なります。購入・譲渡のタイミングと登録日を照らし合わせて確認してください。
リモートID義務の例外
一部のケース(あらかじめ国が指定した特定区域内での飛行、警察・消防等による公的な飛行など)ではリモートIDの搭載が免除される場合があります。該当するかどうかは個別性が高いため、DIPSまたは国土交通省への確認が必須です。
登録しないまま飛行するとどうなるか
未登録の無人航空機を飛行させた場合や、虚偽の登録記号を表示した場合は、航空法上の罰則の対象となる可能性があります(出典: 国土交通省「無人航空機の登録制度について」, 参照日: 2026-09-01)。「小型だから見つからないだろう」という判断は避け、飛行前に必ず登録を完了させてください。
登録手続きは平均して数日〜1週間程度で完了することが多いとされていますが、混雑状況によって変動します。飛行を予定している日から逆算し、余裕を持って申請を済ませておくと安心です。
並行輸入品・海外製機体の注意点
海外製の機体や並行輸入品を使う場合も、日本国内で飛行させる以上は同じ登録制度が適用されます。加えて、無線設備が**技適(技術基準適合証明)**の対象になっている場合、技適マークのない機体・送信機の使用は電波法上の制約を受けます。購入前に、技適マークの有無をメーカーの仕様表や商品ページで必ず確認してください。
DID地区上空を飛ばす場合の注意
**DID地区(人口集中地区)**は、国勢調査に基づき国土交通省・総務省統計局が指定する区域で、都市部の大半が該当します。DID地区上空での飛行には、原則として国土交通大臣の許可・承認が必要です(出典: 国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続き」, 参照日: 2026-09-01)。
飛行させたい場所がDID地区に該当するかどうかは、国土地理院の地図やDIPSの地図機能で確認できます。自己判断で「ここは大丈夫」と決めつけず、必ず一次情報の地図で確認してください。DID地区の指定は国勢調査のたびに更新されるため、以前は該当しなかった場所が、最新の指定で該当するようになるケースもあります。
許可・承認が必要になる「特定飛行」
重量区分やDID地区の該当有無に加えて、次のような飛行方法は「特定飛行」として国土交通大臣の許可・承認が必要になる場合があります。
| 特定飛行の種類 | 内容 |
|---|---|
| DID地区上空の飛行 | 人口集中地区の上空 |
| 夜間飛行 | 日没後〜日出前の飛行 |
| 目視外飛行 | 操縦者が肉眼で機体を確認できない状態での飛行 |
| 人・物件から30m未満の飛行 | 第三者や建物・車両などへの近接飛行 |
| 催し物上空の飛行 | 多数の人が集まるイベント会場上空 |
| 危険物輸送・物件投下 | 農薬散布や物資輸送などの業務用途で多い |
これらに該当する飛行を計画している場合は、事前にDIPSから許可・承認申請を行う必要があります。申請には想定飛行日の10開庁日前までに提出することが推奨されています(出典: 国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続き」, 参照日: 2026-09-01)。
申請〜承認までの期間の目安
DIPSでの許可・承認申請は、書類に不備がなければ数開庁日〜10開庁日程度で処理されるケースが多いとされていますが、申請内容や時期によって前後します。飛行予定日に対してぎりぎりの申請にならないよう、余裕を持ったスケジュールで準備してください。
| 申請区分 | 目安の準備期間 |
|---|---|
| 個別飛行(単発の許可・承認) | 飛行予定日の10開庁日前まで |
| 包括申請(複数回・広範囲の飛行) | 初回申請時にまとめて余裕を持って準備 |
| 更新申請(有効期限の延長) | 有効期限が切れる前に余裕をもって申請 |
まとめ: 飛ばす前に確認すべき3ステップ
ここまでの内容を、実際に飛ばす前のチェック手順として整理します。
- 機体の重量を確認する — 100g未満か、100g以上かで規制の有無が変わります。メーカー公表値を確認し、バッテリーやプロペラガードの装着で100gを超えないかも確認してください
- 100g以上なら機体登録とリモートIDを済ませる — DIPS2.0からオンライン申請できます。登録記号の機体表示まで済ませて初めて飛行可能になります
- 飛行場所と方法を確認する — DID地区か、夜間・目視外など特定飛行に該当しないかをDIPSの地図・申請機能で確認します。該当する場合は、想定飛行日から逆算して余裕を持った許可・承認申請を行いましょう
本記事の判定は目安であり、法的判断ではありません。 実際の飛行にあたっては、国土交通省・DIPS(ドローン情報基盤システム)・総務省の最新の公式情報を必ず確認してください。制度は改正される場合があります(本記事は2026-09-01時点の情報です)。
機体登録・許可承認の申請そのものは、国土交通省が運営するDIPS2.0の公式サイトから行います。当サイトは申請の代行や判定を行うものではなく、申請前に読む予備知識としての解説記事である点にご注意ください。